
中原中也記念館で「草野心平と中原中也」を見てきました。
入り口にカンバッヂと豆本のガチャガチャがあったので、両方やって見ました。
カンバッヂは中也の直筆の文字で「祈」の文字、豆本は「末黒野」という短歌集が出ました。
なんか両方、今の自分の気持ちにすごくあっている気がして嬉しかった!
バッヂは早速カバンにつけて周りました。
展示では二人の手書きの原稿もテーマごとに並べてあって、比較することでそれぞれの特徴がよりはっきり伝わってきました。
太くて力強い心平の字と、万年筆の細くて綺麗な中也の字。どちらもデザイン的にもとても魅力的です。
手書き風フォント「中也体」「心平体」があったらちょっと使ってみたい。
それから当時の本や名刺もあったんですが、とにかく活字が小さい! 判型も小さい。心平が使っていたパステルも私の持ってるのに比べるとひとまわり小さい。
今は色々な物が使いやすく大きくなってきてるのを実感しました。
活字は本当に制約が多かったから…デジタルになって相当楽になりましたよね。
草野心平が中也の詩を朗読している音声も館内で聞くことができました。録音が残っているのはいいですね。
心平の言葉にもあったけど、中也の音声が残っていないのが本当に残念です。ご本人の朗読を聞いてみたかった…!
手書きの原稿を展示するのには学芸員の方々の大変なご苦労があるそうです。
資料を安全に管理して、整理して、私たちにも分かりやすい形にするのは想像を超える膨大な時間と知力、労力が必要だろうと思うと気が遠くなります。
その結果、私たちは精神の糧をもらうことができる。
本当にありがたいことです。
帰りはちょうどいい感じにバス待ち時間があったので、向かいの「狐の足あと」で中也柄カフェアートのカフェラテいただいてきました。
豆本と一緒に写真撮った。卓上にミニ大内雛もあったので写し込んだ。映えってこれでいいですか?