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2023年09月23日

第59回全展 無事終了

第59回全展が無事終了して、作品も山口に戻ってきました。
今回は外国人のお客様も多かったそうです。
昨年と同じように会場の紹介動画も撮影されたそうで、またYoutubeに上がる予定なので楽しみです。

うちの周りでも彼岸花がちゃんとお彼岸に咲きました。
夜は虫の声がかなり大きく響いています。
あんなに小さい体でよくこんな大きな音が出せるなと毎晩感心してます。
なんなら毎晩「あれ、窓閉め忘れた!?」と驚かされてます。

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タグ:展覧会
posted by 透子 at 20:54 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年09月16日

第59回全展 明日まで

第59回全展、いよいよ明日までです。
東京・上野あたりにお出掛けの際はぜひお立ち寄りください。
入場無料です。

〜17日(日)
最終日9:30〜14:00 (入場〜13:30)
東京都美術館2階第2展

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posted by 透子 at 18:29 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年09月15日

「草野心平と中原中也」@中原中也記念館

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中原中也記念館で「草野心平と中原中也」を見てきました。
入り口にカンバッヂと豆本のガチャガチャがあったので、両方やって見ました。
カンバッヂは中也の直筆の文字で「祈」の文字、豆本は「末黒野」という短歌集が出ました。
なんか両方、今の自分の気持ちにすごくあっている気がして嬉しかった!
バッヂは早速カバンにつけて周りました。

展示では二人の手書きの原稿もテーマごとに並べてあって、比較することでそれぞれの特徴がよりはっきり伝わってきました。
太くて力強い心平の字と、万年筆の細くて綺麗な中也の字。どちらもデザイン的にもとても魅力的です。
手書き風フォント「中也体」「心平体」があったらちょっと使ってみたい。

それから当時の本や名刺もあったんですが、とにかく活字が小さい! 判型も小さい。心平が使っていたパステルも私の持ってるのに比べるとひとまわり小さい。
今は色々な物が使いやすく大きくなってきてるのを実感しました。
活字は本当に制約が多かったから…デジタルになって相当楽になりましたよね。

草野心平が中也の詩を朗読している音声も館内で聞くことができました。録音が残っているのはいいですね。
心平の言葉にもあったけど、中也の音声が残っていないのが本当に残念です。ご本人の朗読を聞いてみたかった…!

手書きの原稿を展示するのには学芸員の方々の大変なご苦労があるそうです。
資料を安全に管理して、整理して、私たちにも分かりやすい形にするのは想像を超える膨大な時間と知力、労力が必要だろうと思うと気が遠くなります。
その結果、私たちは精神の糧をもらうことができる。
本当にありがたいことです。

帰りはちょうどいい感じにバス待ち時間があったので、向かいの「狐の足あと」で中也柄カフェアートのカフェラテいただいてきました。
豆本と一緒に写真撮った。卓上にミニ大内雛もあったので写し込んだ。映えってこれでいいですか?

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posted by 透子 at 21:10 | Comment(0) | TrackBack(0) | 日記

2023年09月09日

第59回全展始まりました&第58回全展の様子(動画)

第59回全展、今日から始まりました。
関係者の皆様の大作、力作が集まっているはずです。
上野の東京都美術館にて、今回から入場無料になりました。
お近くにお出掛けの方はぜひお立ち寄りください。

第59回全展
2023年9月9日(土) - 17日(日)
9:30〜17:30 (入場〜17:00)
※初日13:00〜/最終日14:00 (入場〜13:30)
東京都美術館2階第2展示室

昨年の第58回全展の様子がYoutubeで公開されています。
ありがたくも私の作品も解説付きで紹介していただいたので、その箇所にリンク貼ってみました。

https://www.youtube.com/watch?v=nYncikQnyAs&t=802s

昨年の作品は「彼方へ」。
今年の「地中海から山口へ 旅してきた花」と似た草原とヒナゲシの花なんですが、作品の根本が違うのでだいぶ雰囲気も違うんじゃないかと、自分では思ってます。
posted by 透子 at 18:52 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年09月06日

「地中海から山口へ 旅してきた花」に次いて

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この絵は山口市内の小高い山、七尾山(ななおやま)とその麓の空き地。こういう雑草だらけの空き地が多くて、近所でもいつも見ている風景です。空き地大好き(´∀`*)

オレンジ色の花はナガミヒナゲシというケシの仲間で、姿も好きだし、その生い立ち(?)にも思いがあって薔薇に次いでよく描いている気がします。

ナガミヒナゲシは5月頃、空き地や道端で丸い花を咲かせます。
個展の時、来てくださった方と
「あ、これうちの駐車場に咲いてた」
「職場の駐車場にも」
「さっきそこで見た」
「こういう名前なんだ〜」
と毎回盛り上がってます。

私の見る限り、アスファルトやコンクリートの隙間ではよく伸びていますが、土壌の豊かな空き地では他の草との競争の中、ほそぼそとやっと生き続けている感じ。

元は地中海原産で、風や虫や人間を利用して旅してきたそうです。
私たち人類はアフリカ原産といわれています。
お互い長い旅をしてきた同士ですね。

はるかな太古にそれぞれの種が生まれてからずっと、それぞれに旅を続けてきて、今はこの片田舎で共に生きている。そう思うと、自分の人生をはるかに超える長い時間と距離に想いを馳せられて心が広がります。

日本に入ってきたのが最近なので外来種として駆除すべきと考える人もいるらしいですが、私はそれには疑問を感じます。
私たちを含めすべての生物は、発生以来ずっと同じように進化しながら移動し続けていて、今もそれは続いています。何年何月何曜日からはダメとか線は引けません。

人の考え方はほんの百年で劇的に変わるもの。
人間には自然を完全に理解して管理することなどできません。
自分が世界のすべてを分かっていると思い込まず、正義感に捕らわれず、ただ長い歴史と広い世界を眺めて受け止めていればいいんです。

第59回全展
2023年9月9日(土) - 17日(日)
9:30〜17:30 (入場〜17:00)
※初日13:00〜/最終日14:00 (入場〜13:30)
東京都美術館2階第2展示室
posted by 透子 at 18:57 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年09月02日

「地中海から山口へ 旅してきた花」別写真

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全展出品作の別写真。
フォーカスする場所によって自動調整されてまったく違う色味に。
雰囲気も変わるよね。

第59回全展
2023年9月9日(土) - 17日(日)
9:30〜17:30 (入場〜17:00)
※初日13:00〜/最終日14:00 (入場〜13:30)
東京都美術館2階第2展示室
posted by 透子 at 00:00 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年08月29日

第59回全展 出品作完成しました

地中海から山口へー旅してきた花_2023-01.jpg

全展出品作はなんとか仕上げて発送しましたが、今もまだ目を閉じると描いてた草花が閉じた視界に浮かんできます。
見えてるのはほぼ濃淡のシルエットだけど、ピーピー豆の花の赤紫やナガミヒナゲシの花のオレンジ色などはスポット的に鮮やかな色が見えます。
描いている間中、空想の草原の中に入り込んだ気分ですごく楽しかったので、瞼の裏に見えていてもやっぱり楽しい。

ただ、時々手癖で描いた感じの、植物の特徴を捉えきれてない筆運びまで見えてくるので、ああ〜それダメなやつや…って気になって仕方ないのに幻なので直すこともできないというもどかしい事態になってしまうのが困ったところです。

第59回全展は9月9日から東京都美術館で開催。ぜひご高覧ください。

2023年9月9日(土) - 17日(日)
9:30〜17:30 (入場〜17:00)
※初日13:00〜/最終日14:00 (入場〜13:30)
東京都美術館2階第2展示室
posted by 透子 at 18:37 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年08月24日

第59回全展のお知らせ

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59回全展にP30号の透明水彩画を出品します。

先日アップしたのの没じゃないバージョン、タイトルは「地中海から山口まで 旅してきた花」。

今までも何度か描いてきたナガミヒナゲシを中心にした、近所の山と草原の風景です。


実はまだ仕上がってないでも描いていて本当に楽しいので最後まで集中して仕上げます。


202399() - 17()

9:3017:30 (入場〜17:00)

初日13:00〜/最終日14:00 (入場〜13:30)

東京都美術館2階第2展示室


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posted by 透子 at 18:44 | Comment(0) | TrackBack(0) | 展覧会のお知らせ

2023年08月21日

夏休みの宿題

夏休みの宿題は、最初ちょっとやるけど結局溜め込んで最後に慌ててやる方でした。

はじめに描く理想図が壮大すぎて手に負えなくなり現実的な姿に落とし込むまで夏休み全部を費やす身の程知らずタイプ。


今の絵の制作もだいたいそんな感じです。

取れる期間の大半をどうするべきか悩み続けて〆切直前になってやっと現実的な作品像がまとまってきて、最後に慌てて全力疾走。

余裕を持って仕上げられそうな場合もさらに悪あがきして結局ギリギリ。

きっと人生全体もそんな風になるんだろうなと小学生の頃から思ってたけど今も思ってる。


始めから身の丈に合った目標を描けばいいんだけど、これはこれで人間らしい人生の味わい方として面白い面もあるので、やっぱり一生このままかなあ。


画像は今描いてる絵の没バージョン


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posted by 透子 at 13:53 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳

2023年08月15日

珊瑚礁を見ていると

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いつか人類が滅んで何千万年か経ったら、私たちが使っている建物や衣服やスマホやこの絵なんかも、粉々になって何かの景色を形作るんだろうか


その時にそれを眺める何かにとってそれらが美しいと感じられればいい


珊瑚礁やカルスト大地やホワイトクリフはかつてサンゴ虫が作った「家」だと思うとき、そんな事を期待したくなります。

posted by 透子 at 18:45 | Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記帳
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